2024年から2025年へ
年の瀬も瀬になってしまいました。2024年をここで振り返ってみようかなと思いますが、どんな年だった?と訊かれるたびに「なんか、冴えない年だったかも……」と答えている気がします。いいことが全然ない年だったとか、災難が多かったとかいうわけではないんですが、これまでの自分の生き方ではだめなんだと、常に焦ってはいるんだけれど、これといった結果が出ないまま、もがいている状態であることが多かったです。
まとめると、とにかく反省の多い年だった、と言えます。大きく3つで、ひとつは健康面。更年期症状の予兆を感じつつ、軽くパニック障害のような状態になった年明けから、なんとなく不安感がいつもついて回る感覚がありました。この感覚があったからこそ「これまでの自分のままではダメだ」という意識を持つようにもなったのですが、とにかく元気―!という日が少なかった。とはいえ大病などはしていないし、11月にコロナには疾患したもののあとは大きな滞りなく日常を送れていたのでそこは感謝です。また、まいこ先生に大変お世話になった一年でした。
ふたつめは仕事の方向性。前述の健康面も含めて、これからどんな仕事をしていくのがいいのかという点において、これまでの自分じゃダメというのははっきりしているのに、じゃあどうしていくのがいいのか、というのがなかなか見えないままでした。これはまだ見えてないのですが、この1年色々なことを試行錯誤したり検証してきたことに意味がなかったわけではないというか…はい。色々話を聞いてくださった皆様に心より感謝申し上げます。まずはエモ文をちょっと進化させます、来年は。
みっつめは息子のことです。4月に小4となった息子が少しずつ成長していて、関わり方についてしっかり意識していかないとダメなんだなと痛感させられた一年でした。詳細はここには書かないけど、これがいちばんしんどかったかも?とはいえしんどさの先に見える景色のようなものがあって、そこにしかない絆のようなものが生まれるのも事実でして、悪いことばかりではないんだけど、しんどい。楽じゃない。八方塞がり感、無力感、そんなものを感じることが多かったです(全般的に)。
とはいえすべてにおいて、この冴えなさを経過しているからこそ、来年はこうしていこうという道筋のようなものが朧げながら見えつつ、もちろんまだまだ冴えなさ、うだつの上がらなさのようなタームが続いてもいくのだろうということに対する覚悟のようなものも、少しは固まってるなという感じ。少なくとも半年前の自分よりは成長できている実感ありです。
疲れてしまうと他者と比べて自分のダメさを呪ってしまうけど、その呪いすら糧にして、2025年はやっていけたらなぁと思う次第です。また、周りに頼れる友人や先輩方がたくさんいるってことにもっと感謝して、コミュニケーションを取っていきたい。自分の世界を自分だけで定義しないほうが、絶対に楽しいのだという予感があります。
それから最近よく思うのが、美容というジャンルについての姿勢って人それぞれだよねということ。最近「ただしさ」を求めるあまり「ただしくない」ものが批判されることが、より顕著になってきているなと思ってるんですが(それは美容の世界に限らず)、その感覚と一線を画していきたいなと思うんです。美容の自由さを、色々な選択肢を、それぞれが楽しんでいく人生を応援したいし、そういうことにもっと真剣になっていきたいなと思う。文章にすると支離滅裂だけど、何かを批判することなく存在するには、とてもとても強い力が必要なのだろうと思うんです。精神力であったり、知識力であったり。そこを、いつまでたっても門前小僧な私ですが、それでも少し、一歩、二歩、前に歩みを進めていきたいなと思うんです。
2024年、私が書いたものを見てくださったり、『仕事美辞』を読んでくださったり、仕事でもプライベートでも、ご一緒させていただいたり、気にかけてくださったすべての方、ありがとうございました。来年はもう少し、あまりにも未熟から少し未熟くらいへ?バージョンアップしたいと思っていますので、どうかよろしくお願いします。何よりも、世界に少しでも平穏さがありますように。