『悪は存在しない』

映画『悪は存在しない』を観てきた。
まず音楽が非常に良かった。
どんな映画か、そのストーリーに触れてしまうと結局たいしたこと書けない割にネタバレになるので(ストーリーじたいは非常に「短い」ため)ここでは触れない。映画を観て私が考えたことを書く。

私は「大いなるものの目線」を持たないようにしたい。
私個人として生きたい。そう思った。

自然(人為の及ばないもの)はただそこにある。人間にとって恐ろしいこともある。
しかし自然を悪く言う人はいない。
ところが、その自然を人間の姿に変換するとどうか。途端に傲慢に映ってしまうということなのか。
自然ならば偉大だが、人間になると愚かになるということなんだろうか。

自然というものは畏敬の対象であるからこそ思う。
自然と人間を切り離すのは傲慢な行為だが、ならば自然を代弁するような姿勢は神聖だと言えるのか。
私にはそうは思えない。

別に人間の肩を持つつもりはない。けれども自分が人間であるということは自覚していたい。

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