『仕事美辞』というタイトル #仕事美辞外伝

6/19に2冊めのエッセイ集『仕事美辞』が出ます。もうあと10日しかない。ここ1ヶ月くらい、自分の発言が炎上する夢を定期的に見るんですが、それでも書くことはやめてないので、まあ、そういうことなんだと思います。でもほんとに1冊め出したのが2021年で、当時よりもSNSやらのムードって変わってきてるよねというのは感じており。お手柔らかにお願いいたします。

さて #仕事美辞外伝 として『仕事美辞』のあれこれをここに書いていけたらな〜と思っています。どこまでできるのかねぇ。10くらいは書きたいですな。

今回は『仕事美辞』というタイトルについて。前回の『「美しい」のものさし』というタイトル、これは編集さんがつけてくれたんですよ。すごくいいタイトルですよねと今でも思うんですが、私の個人的な話をこのようなタイトルに集約してくださったことに改めて感謝してしまいます。

なんだけど『』のなかに「」が入るから、表記がしにくい。ハッシュタグはどうするの?みたいな感じにもなったりする。『「美しい」ものさし』みたいに少し違う表記をされることもあったりで、そういった部分が気になってはいまして。だからといって素敵なタイトルということに変わりはないんですが。

1冊めのときは、書籍なんてはじめてだから勝手がわからないし……みたいな感じも許された気がするのですが(気がするだけかもしれない)、今回は2冊目ということで、さすがにぶりっ子している場合ではないというか、いろんな意味で自分で責任もって考えたいなと思いました。タイトルをね。

タイトルが決まったのは割と早い段階だったと思います。原稿書き始めくらいかな。もう「仕事の本」「QAをエッセイにする」というアウトラインは決まっていて、仕事本なんだけど、ビジネス書とかではないし、ビューティライターだから「美しい」という文字をどこかに入れたいという編集さんの意向もあったように記憶。私は前回の教訓をもとに、とにかくタイトルを短くて「被りのない」ものにしたかった。たとえば『美しい仕事』とかだと、ハッシュタグにしたとき被るじゃないですか、絶対。

で、まず息子の名前をつけたときのように辞書を広げ、「美」という文字について調べました。そこで「美辞」を見つけたんですね。仕事美辞、いいじゃん!ないじゃんこんな言葉!っていう。ビジネスのビジでもありますし、っていうのは冗談ですけど、美辞=美しく飾った言葉、というのも、なんかちょっときれいごとめいていて、私がやっていることに合ってるなと。

詳しくはまえがきに書いたのですが、どなたかの質問に私が答えるときには、絶対にそこにきれいごとが含まれてしまうというか、本人のことを想像するのには限界があるし、こう考えてみるのはどうですかというお答えには、ある種の無責任さみたいなものがどうしても付随してしまうじゃないですか。そんなところも言い当てている、けれどもあくまで表向きは「美しい言葉」という意味であり「正論」とか「わかったようなこと」みたいなほうまでいかない、きれいな領域にかろうじてあるという、そのバランスがいいなと思いました。

実際表紙にレイアウトしていただいたとき、ああ、このタイトルにしてよかったと思いました。漢字4文字の強さとまろやかさがあって。

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